大阪事務所長挨拶
海南監査法人の大阪事務所は2023年7月に新規に開設しました。 開設時の陣容は代表社員6名、事務局1名、監査スタッフ数十名と規模的にまだまだ大きくはありません。 当法人の本部は東京で、その設立は1985年5月(昭和60年5月)とかなり歴史がありますが、大阪事務所は開設後間もなく、存在自体が知られていないのではないかと思っていますので、ホームページにおいても大阪事務所長として挨拶をさせていただきます。
大阪事務所開設に関与した代表社員は、公認会計士としてキャリアをスタートさせた時期も所属していた監査法人も異なり、経験値が違いますが、上場企業の監査を担う以上、利害関係者に信頼されるよう監査業務の品質向上にしっかりと取り組み維持するという認識は一致しています。 近年、上場企業の会計監査人が大手監査法人から準大手監査法人・中小規模監査事務所に変更する傾向があり、今後もその傾向が続く可能性があると考えています。私がこの業界に入ってきた時代には考えられないことで、当法人が属する中堅監査事務所への監査に対する社会的要請が強まっていると自覚しています。監査への厳しい評価がなされる時代にあって、監査法人としての存在意義を十分に自覚し、真摯にその役割を果たしていく必要があるものと考えています。 そのためには当法人大阪事務所に所属する全員が大切な仲間であるとともに、監査業務の重要な担い手として、適時適切なコミュニケーションを行い、風通しの良い事務所とすることが重要だと考えています。
急に話は大きくなりますが、世界に目を向ければ、地球規模の気候変動、ロシア・ウクライナ紛争長期化、パレスチナ・イスラエル紛争(戦争)の勃発等地政学的なリスクに関する様々な社会問題が発生し、企業を取り巻く環境が激変していく中で、特に上場企業は資本市場において財務情報だけでなく、非財務情報に対する開示も重要性が増しています。 大阪事務所においても上場企業の監査の担い手として取り組むべき課題に対して真摯に対応していく所存でございます。これからもご指導、ご鞭撻の程よろしくお願い致します。
大阪事務所長 坂東 和宏